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般若心経②

★舎利子(しゃーりーしー)

舎利子よ 

◎お釈迦様には特に優れた10人の弟子(十大弟子)がいました。その中でも悟りの心を一番よく理解し後世智慧第一と呼ばれたのが一番弟子の舎利弗でした。この舎利子尊者を通してお釈迦様と観音様の空の智慧を聞き取るという形のお経が般若心経です。 

★色不異空(しきふーいーくー)

色は空に異ならず

◎肉体・命は縁起・諸条件の集合であり、一時的に和合している状態であって固定性はありません。
体調、感覚、関心の方向は、その時々の縁で変化します。「変わることはないといった頑なな心」ではなく「自分も人も変化する」という視点で生活ができたなら心が楽になることでしょう。

★空不異色(くーふーいーしき)

空は色に異ならず

◎縁起によって存在し固定性がないという真理は、現実の肉体・命や物事のことです。

すなわち変化し続ける「いのち」こそが永遠の真理を表しているのです。

★色即是空(しきそくぜーくー) 空即是色(くーそくぜーしき) 

色はすなわちこれ空なり 空はすなわちこれ色なり

◎肉体・命という現象は、変化し続け固定性はなく、変化し続け固定性がない真理こそ「いのち」なのです。「いのち」は自分の都合で生まれたものではありません。また、「いのち」は自分の都合に関係なく死ぬべきものなのです。従って、現実を精一杯大切に生きなければなりません。「いのち」を大切に生きることこそが貴い人生なのです。
「空」の思想とは、目に見える現象、形作られたものは、すべて時々刻々と変化しており、変わらない実体はないという仏教の根本教理です。

★受想行識(じゅそーぎょーしき) 亦復如是(やくぶにょーぜー)

受想行識も またまた是(かく)の如(ごと)し

◎感覚、記憶・認識、価値判断、自意識もみな空であり、変化し続け固定化されたものではありません。
心を支える機能の一つひとつもこだわり続けると窮屈になってしまい自分を縛り苦しみの原因となってしまいます。自分自身を苦しめている執着・我執・囚われから離れることによって新しい光が見えてきます。

 

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