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2つの「国葬」から学ぶ その2

 G7(日本、アメリカ、カナダ、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア)の国々の中で15歳~34歳の若者の死亡の原因の一番が、「自殺」という国は日本だけです。他の国は「事故」によるものです。エリザベス女王の葬儀に参列する際の天皇・皇后のお姿が映像に写されておりましたが、その後ろを「幸せの国」と呼ばれるブータンの国王・王妃が歩いておられました。もちろん仏教国であるブータンでも「自殺」など考えられません。三大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)の「教え」では、自らの死を決して容認しません。ひとえに日本においては、幼い頃から日本の宗教の歴史そしてその「教え」の大切さが身につきにくいためであると考えます。日本は、立憲君主制をとる歴史ある国ですが、今の日本は、同じ立憲君主制をとるヨーロッパ諸国、ブータン、タイの国々とは、宗教、信仰の考え方において大きく異なります。

 近年では、特に仏教の大切な「教え」である「布施」の意味を介さない私利私欲に走る似非坊主・商売寺の存在、仏教・キリスト教の「教え」の中で自分たちに都合のいい部分だけを取り込み教義としている新興宗教(仏教系・キリスト教系・神道系)団体、人の弱みにつけ込み霊感商法を用いたカルト教団による多額の献金強要、これらは業と欲にまみれた似非坊主らによる表面的な「信教の自由」の間違った解釈がもたらした実情であり、日本人の宗教・信仰離れの原因となっていると考えられます。

 また、日本ほど物に恵まれた国にもありません。しかしながら、世界中で日本ほど少子化問題が深刻な国も存在しないのです。まずは、今を生きる子供たち、若者に本当の心の豊かさ・安寧とはどこにあるのかを説かなければならないと考えます。

    日本人が築いてきた長い歴史に関心を持ち、特に心の支えになってきた宗教史をしっかり学び、その歴史を紡いだ神・仏の神聖な対象に対する信仰の大切さ・心のあり方、正しい「教え」を取り戻したならば、聖徳太子が目指した心豊かな世の中(和の国)に導かれていくのではないでしょうか。また、それが生きにくさを解消し、少子化対策にも繋がると私は信じております。そのためには、まず、仏に仕える僧侶が襟を正し、誠心誠意日々のお勤めに精進し、幼い頃から手を合わせることの大切さ、そして祈ることの大切さを示さなければなりません。合掌

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安倍晋三元首相の「国葬」が営まれた日本武道館

 

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