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国府阿弥陀三尊(こうあみださんぞん)について「告知」

 誠に残念なことですが、以前よりご参拝された方の中に「府南寺の本尊である国府の阿弥陀如来は存在しないのではないのか」あるいは「移転されてしまっているのではないのか」ということを言われる方がお見えになります。決してそのようなことはございません。また史実にもそのような記述は存在しません。

 1920年(大正9年)に第75世(中興第15世)住職である大僧正久米令温法印が所蔵する記録をもとに府南寺誌(国立国会図書館デジタルコレクション  伊勢国府泰平山府南寺誌)をまとめられました。昭和53年に法印の逝去以降  頃合いを見計ったかのように他県から来た欲にまみれた似非坊主によって虚偽の作り話が流布されたと推察されます。府南寺誌には「国府阿弥陀三尊のありがたさ」故    江戸時代後半~明治時代にかけて当時の府南寺の住職である是心法印らが各地方に出向かれ災害復興のための「出張開帳」の法要が執り行われたとの記述が存在します。その際「国府の阿弥陀三尊」の「ダミー」(模造品)が府南寺の許可を得ずに作られその縁起とともに盗用され今に至っている可能性があります。

 いずれにせよ府南寺の国府の阿弥陀如来は聖徳太子がお見えになって伊勢国府(いせこう)の国【現在の鈴鹿市国府(こう)町を中心とする亀山市~鈴鹿市~四日市南部一帯】をつくられ府南寺を信仰の中心に据えられて以来1400年もの間訪れる人々を見守り続けております。ご安心ください。

 時代錯誤かもわかりませんが、開帳は50年に1度と定められており国府千手観世音菩薩と共に秘仏状態を死守しております。歴代住職の中には住職であってもその姿を見たことが無いものもいると府南寺誌にはあります。もちろん写真に収めて紹介することもできかねます。誠に残念ですが、そのあまりの尊さ故 それに便乗しこのような虚偽話が作られたのかもわかりません。

    国府の阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)は伊勢神宮(天照大神)の本地仏(ほんじぶつ)として、国府の地を見守る氏仏(うじぶつ)として歴史を紡ぎ現在に至り奉安され続けております。合掌

    蛇足ですが「伊勢国府の国」「国府の里」「三重県鈴鹿市国府町」「国府の観音さん」「国府阿弥陀如来」「鈴鹿市立国府小学校」の「国府」は「こう」と読み、地元では「こお」と発音される方も多く見えます。「こくふ」とは読みません。模造された国府阿弥陀如来の掲示板には「こくふ」とふりがなが付けられているようです。

国府阿弥陀如来が奉安される阿弥陀堂

秘仏  国府阿弥陀三尊が奉安される厨子

覚乗上人と龍(天照大神)鳥羽の二見ヶ浦

 

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