謹啓、新緑の候、皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
令和6年5月吉日、府南寺トイレの建築工事が終了致しましたことをご報告させていただきますとともにご協力いただきました皆様には改めて心より深く感謝・御礼申し上げます。
今後とも府南寺存続の為ご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 合掌 府南寺運営委員会
府南寺は、元来檀家が存在しない氏仏(うじぶつ)の寺院でございます。
聖徳太子がこの地にお見えになり観音様を刻まれ、阿弥陀様を奉安され、人々が集い、伊勢国府の国(亀山、鈴鹿、四日市南部)が産声を上げ、人々を見守り続ける存在として飛鳥時代から1400年の歴史が国府の人々とともに紡がれております。
また、近年では、教育の平等化に伴い明治8年(1875年)11月8日に国府小学校の前身である国府学校が府南寺に設立されました。
令和5年度の国府小学校6年生の歴史学習の際、子供達から寄せて頂いた48点の「書」とその後の文章46点、絵画21点を代表して児童会会長を務められた森恵音さんの作品を紹介させていただきます。
「府南寺さんへ」
10月6日に見学に行かせてもらいありがとうございました。
私はこの見学の中で特に「自利」「利他」「自力」「他力」のことに興味を持ちました。
私は「自利」の意味で漢字を書いたので、自分を成長させていきたいと思っていますが、お話の中で、その成長や利益を他の人に分け与えることもすばらしいことだと思いました。なので、このような言葉や教訓を教えてもらうことができたことにとても感謝しています。
また、いつもは見せてもらえない「阿形」と「吽形」を間近で見れて嬉しかったです。細かいところまで彫ってあり、とても興味深いものでした。このような貴重な体験とお話、本当にありがとうございました。また、府南寺を訪れたいと思います。 6年B組 森 恵音
絵画のコメント;国府の歴史的建造物なので、その立派さが出るようにがんばりました。
これからも府南寺が無くなることなく、地域の大切な場所として残って欲しいと思います。