初夏のさわやかな風が心地よい季節となりました。この時期雨にも恵まれ、府南寺の境内でも新緑が日ごとに色を深め木々の生命を感じとることができます。弘法大師（空海）は、自然を五感で感じ、自然との調和、心の働き（観音様の慈悲の心）の大切さを説いておられます。

    文筆家の千種清美さんが、伊勢西国の観音巡礼をされ府南寺にも参拝されました。その時の様子を毎日新聞の「いせ毎日」に掲載していただきました。

　もう40年以上前の話になりますが、千種さんは私の津高校時代の同級生です。同じクラスになったことはないのですが、私が理系の地味な高校生であったのに対し彼女は高校時代から才色兼備な女性でした。

　千種さんは、伊勢神宮に関する本を何冊も出版され、皇学館大学の非常勤講師、最近では三重テレビ放送特別番組「氏神さま～私たちの身近な祈り」（現在放映中全10話　第4土曜日21：00～21：55）の脚本・構成作家としても活躍しておられます。私の拙い文面ではなくプロの文筆家の「第18番泰平山府南寺」の紹介文を是非ご一読ください。合掌