府南寺では、「未来ある子供たちを育む」ことを目的とし、毎年鈴鹿市立国府小学校の6年生を迎え、今年で13回目となります。地域の歴史学習と「利他」についての講話、並びに文化財学習を行っています。
伊勢国府の氏寺として府南寺が聖徳太子によって開創され1400年の歴史を有し、国府小学校の起源である国府学校が明治8年11月8日に府南寺に設立されたこと、子供たち自身が自由に書いた「書」を基に「利他」について講話をさせていただき、その後心を整える瞑想の体験をしてもらいます。
また、県指定天然記念物「アイナシ」の解説を県教育委員会・社会教育文化財保護課の班長新名強さんからしていただきます。
最後に、宝物館を兼ねた仁王門の中に入ってもらい、普段は直接見ることのできない鎌倉仏教彫刻の傑作、運慶作と伝わる国指定重要文化財「金剛力士像」を間近で見学してもらいまず。
当日、子供たちは9時45分に来寺し、2部構成で1クラスは本堂に入り住職の話、もう1クラスは府南寺前の集会所で新名さんから県指定天然記念物「アイナシ」の説明を聞きます。
約50分交代で12時10分頃を終了予定としております。
今後、国府小学校だけでなく他の小学校の児童の皆さんにも府南寺の県指定・国指定の文化財を見学していただけたらと考えております。 合掌