時節柄皆さんにとって「三密」と言えばコロナウィルス感染防止のため厚生労働省が掲げた標語「密閉」「密集」「密接」をイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかしながら仏教特に密教には弘法大師(空海)が重要視した教えの中に「三密」があります。「三密」とは、身・口・意(しん・く・い)の3つを表しそれぞれ身密(しんみつ)、口密(くみつ)、意密(いみつ)の修行を積むことによって心と体を整え迷いのない悟りに至る至極の実践のことを言います。具体的には
● 身密:手に印を組み ⇒ 自分の行動を正す(清める)目的で行う
● 口密:真言を唱え ⇒ 自分の発する言葉を正す(清める)目的で行う
● 意密:心に本尊を観想する ⇒ 自分の心を正す(清める)目的で行う
是非この機会に1200年前から日本に伝わる「三密」を知っていただければ幸いです。合掌
お散歩の途中で府南寺に立ち寄り本堂(観音堂)の前で手を合わせる「せんだん保育園」の園児と先生。
見ているこちらの心が洗われました。思いやりのある優しい人になることでしょう。
観音様のご加護がありますように。合掌